プラズマ用高周波電源

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プラズマ用高周波電源

当社の主力製品である「プラズマ用高周波電源」の開発までのストーリー

SCENARIO

開発シナリオ

半導体業界への挑戦

設立当時はOEMの基板設計を中心に業績を伸ばしてきましたが、技術者には「自分の作ったものが、ユーザーに満足感を与え、喜んでもらう」という夢があり、自社独自の製品の開発の必要性を強く感じていました。 そんな中、とある企業の半導体製造装置のメンテナンスに取り組む機会が訪れ、半導体というハイテク産業の裏側は多くの未解決問題を抱えていることを知りました。

課題解決へ向けた製品開発

そこで高周波の知識を活かし、「プラズマ用高周波電源」を開発しようと思い立ちました。ここでの課題は、「プラズマ用高周波電源の故障率の高さ」でした。そこで「壊れない電源を作ろう」と発起し、電気回路の新技術を用いて、故障率が大幅に低減した製品開発に成功しました。2年間の開発期間を経た結果、日米で特許を取得することができました。

貸出キャンペーンによる営業活動

こうして完成したプラズマ用高周波電源ですが、最初は思うように販売することができませんでした。そこで、半年間メーカーにサンプルとして貸出し、壊れなかったら購入して頂く、という大きな勝負に打って出たのです。この大勝負に打って出ることができたのも製品に自信があったからでした。結果的に好評を得ることができ、数々のメーカーに採用して頂くこととなりました。

今と未来

モットーは「客先の要望に沿った他社にないユニークな製品を開発すること」であり、これまでもプラズマ用高周波電源のほか、マッチングボックス・計測器・モニターなどの開発や販売へと繋げてきました。 今後も高周波技術関連製品の開発や異分野への応用を目指し、会社として日々研鑽を行っていきます。

VOICE

開発者(創業者)の声

コンセプトを決めるに至った要因

「世界のどこにも無いもの」「ユーザーの困っている課題を解決するもの」という考えが根底にありました。当時の半導体工場の大きな課題である、電源の故障による生産ラインのストップや多額な修理コストに対する課題解決策として「壊れない電源」をコンセプトに開発に至りました。

苦労したこと

1991年に販売を開始しましたが、最初は思うように販売できませんでした。そこで貸出キャンペーンという大勝負に打って出ました。大勝負であると同時に危険な賭けでもありました。サンプル出荷するためには多大な資金が必要となり、失敗すると経営が破綻する可能性も含んでいたのです。ただ、成功するだけの製品に対する自信もありましたし、ここを乗り越えられたからこそ、お客様の信頼も勝ち取れたと思っております。

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